みなとでこぼこサポートマップ2017(第2号)発行

2017年1月28日港区地域こぞって子育て懇談会で活動紹介を行い、参加者に配布しました。また、港区発達支援センター相談窓口、みなと保健所、港区立子ども家庭支援センター、港区教育委員会特別支援相談担当、等港区内の関係機関に配布しました。

第4回でこぼこサポーター養成講座

2016年1月29日(金)

第4回でこぼこサポーター養成講座を開催しました!

講師は本田秀夫さん。信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長で診療教授。

『気になる子どもを地域で支えるために知っておきたい基礎知識』

 

医師としての立場から、発達障害のある人の支援で最重要課題を伺いました。発達障害の人たちは依存障害に陥りやすく、不登校、うつ、不安への予防がポイントだということです。そのためには保護者は自然体の子育ての実践、お子さんに多くを望まないことが大切です。例えば「早くやれ」と「正確にやれ」の両方を求めないなど、完璧を求めないことです。

「支援の目標は、『コツコツ』よりも『一発勝負』『前もって』よりも『ギリギリセーフ』」

 

お子さんが成長し、社会参加が可能かどうかの目安は、自律スキル(自分でできることは意欲的にやり、できないことは無理しないという見極めができること)と、ソーシャルスキル(困ったときには相談すること、ルールを守るといったこと)があるかどうかです。もし、ドラッグを使用するような仲間が周りにいて、空気を読むことを優先したらどうなるでしょうか?空気を読むという発達のでこぼこのある人にとって難しいことを大切にするより、空気を読まずにルールを守るといったわかりやすいことを優先する方が、ドラッグ依存という危機を回避できます。発達のでこぼこのあるお子さんの自立スキルとソーシャルスキルの両立の鍵となるのが、合意の形成です。先に大人が方針や手段をいくつか提示し、お子さん本人がその中から選ぶ(同意する)という合意形成です。思春期を超えると真面目になる傾向があるので、そこから社会の厳しさは、お子さん自身の意志で徐々に体験していくことで、人生の目標が定まり、自分自身の力で選択や判断ができ、難関や挫折を克服できると思えるようになっていくということです。

第3回でこぼこサポーター養成講座

2015年3月6日(金)

第3回目の講座を無事終了いたしました!

 

講師は川上康則さん 
都立青山特別支援学校主任教諭・特別支援コーディネーター 
『地域の発達が気になる子の見方を変えて、味方になろう』

子ども理解の守備範囲を拡げる、簡単にできて、効果がある声掛けやアプローチを教えていただきました。例えばほめ方は感嘆詞を使う「おー(感動)」「あ~(納得)」「いい!(同意)」

叱るときは短く太くがコツで、「ふらふらしたらだめでしょ!」ではなく、「座ります」と具体的な行動を指示し、「そうです!」といってハッピーエンドになる叱り方にするというわけです。特別支援教育とは「うまくいかない」ことがある子どもの「価値」を高める教育で、「かわいそうな子」「できない子」「ダメな子」のための教育ではなく、子どもを輝かせるための制度であると締めくくりました。

 

第2回でこぼこサポーター養成講座

2月28日(土)

第2回目の講座を無事終了いたしました!

講師は五里江陽子(ごりえようこ)さん 
所沢・発達障害児者を支援する会「よつばくらぶ」代表 
『発達障害のある子どもと家族を支えあう地域づくり』

発達障がい当事者のお母様でいらっしゃる五里江さんのお話はまだ発達障がいの認識が世の中に浸透していなかった時代の苦悩とそれがありながらも道を切り拓いてこられた軌跡のお話でした。

 

「発達障がいの子は困った子でなく困っている子」


幼稚園での先生方の刺さるような視線と卒園式の日に先生から投げられた心ないひと言。幼稚園でも学校でも理解されない苦しさと、お子さんの二次障がい。我が子を育てることにもものすごく疲れ、終わりにならないかとさえ考えてしまった日々…。そのお話の時には思わず涙がこぼれました。

 

『よつばくらぶ』では発達障がいのお子さんとそのご家族が、幼少期から成人になり自立して生きていける様になるための支援の冊子『リソースブック』を発行されています。

発育相談、医療機関への受診、検査、療育、特別支援、受験、就労支援、その時々で利用できる福祉制度などが載っています。

五里江さんのお話では、所沢の支援団体だけど、子ども達の舞台は所沢に限らない。だからもっと広く調べて載せているのだそうです。


【講師プロフィール】

平成17年、埼玉YMCA所沢センター・LD学習支援教室「クローバー」に通うお子さんたちの保護者で「よつばくらぶ」立ち上げ。発達障害の子ども達の成長と就労・自立を支援するための活動をされています。子ども達の活動の場作り、行政への要望活動、地域へのネットワーク作り、更に発達障害を知ってもらうための啓発活動に取り組んでいらっしゃいます。 
地域の資源を集めたリソースブック、発達障害理解と支援のためのガイドブックなど、自助努力を支援するためのツール制作にも取り組んでいらっしゃいます。 

第1回でこぼこサポーター養成講座

2月13日
第1回目の講座を無事終了いたしました!!

『発達のでこぼこを理解して

       地域での支援を考える』
講師:星山 麻木(ほしやまあさぎ)先生

・明星大学教育学部教育学科教授

・港区特別支援教育アドバイザー


星山先生は直接の支援もされ、支援に関わる人材の育成もされています


先生は障がいは悪いものではなくとても素敵なことなのだと仰っていました。
特徴についてのお話では、実は誰にでも多かれ少なかれあることで、そのパーセンテージの違いなだけなのだということでした。とてもわかりやすく誰にでも受け入れやすいお話でした。

そしてその特徴をお話しされる時の先生の表情が
なんとも素敵でした!

愛おしくて仕方ないといった感じです。ホントに素敵なことなんだとみなさんが感じてくださったと思います。


その子を理解して寄り添う地域の目、たくさん開いたと思います!!

第2回目の講座は今週2月28日(土)14:00~15:30

『発達障害のある子どもと家族を支えあう地域づくり』 
講師:五里江陽子(ごりえようこ)さん 所沢・発達障害児者を支援する会「よつばくらぶ」代表 
場所:三田いきいきプラザ
まだお席に余裕がありますので是非お越しください
お待ちしております!!